お山のミラロック

ワンチャンなかった。

ミッドレンジウォーロックは試みがありつつもあまり成功してこなかったけど、数シーズンの昔、ミラクルローグ全盛期(今も大暴れだけど)にKolentoがレジェ1位になるのに使ったというミラクルウォーロックはミッドレンジウォーロックとしては成功した部類なのではなかろうか。

マウンテンミラロック

まぁ結局はコンボデッキだし,純粋にミッドレンジかというと疑問はあるけど.Sen'jinもAzure Drakeもミッドレンジ風のミニオンだし、それらやチャージミニオンウォーロックのコントロールスペルで場をつなぎ身を守りつつ、ドローを積み重ねながらターン10のハイパワーOTK(3枚20点も4枚24点も強い)で決める,ミラクルローグのウォーロックバージョンという感じのデッキ。

ミラクルローグに対してはパワーに優れたコントロールスペルと4枚のTauntで有利に立ち回れる部分があった。

ただまぁ、現環境だと第一の問題としてはドルイドが厳しい。 シャーマンはなんとかなるしハンドロックも無理ではないし、Zooほかアグロはハンドロックよりは安めのミニオンが多いので戦いやすい感じもある。

そこで突然の電波。「ドルイドがきついだけならMountain Giantを入れときゃいいんじゃね?」

そもそもコンボのために細かくLife Tapし手札を蓄えるデッキなら、相性は絶望的ではない。無理にターン4の展開を目指さずともSen'jinなりAzureDrakeなりで繋ぎつつ横にスッとGiantサイズを置いては相手の邪魔なTauntを潰しライフを削り。 多少のプレイング制限はかかれど中盤のミニオンとして破格のサイズであり強力な選択肢として使えるし、7マナで出したとしても8/8サイズはコスト比較では優秀である。

ハンドロックのようにGiantに強く依存しない分、ミッドレンジの4~6マナ帯ミニオンとして幅広く振っていけるところに良さを見出す。

実際ドルイド戦では悪くなかった。相手のミニオンを叩き潰しダメージを吸い取る8/8サイズの素晴らしさよ。BGHはとにかく困るが、その前の展開次第では素出しさせるのも無理ではないかもしれないし。

が。 問題はまさかのミッドレンジパラディンであった。 Aldor Peacekeeper、そしてStand down! サイレンスのないこのデッキでは致命傷といって過言ではない。 まぁほかに攻撃力1を打つ場所ないので絶対刺さってゴミ。

さらにそもそも全力のヒールはミラロックとの相性が最悪だ。一時期有名だった分コンボダメージも知れ渡っているし、30点オーバーのコンボはSoulfire二枚を要求する。

さらにいえば。Tirion Fordringが絶望的に強いのだ。 まずもってディバインシールドを持ったTauntであり、ほぼ確実にSiphon Soulが必要となる。同時にまたAshbringerが強すぎる。 武器一枚で15点のライフを奪い去る剣の輝きの前に、コンボを求めライフを細らせたウォーロックは燃え落ちるしかないのである。 4枚のTauntはそれ以前のダメージを交わすのに使わざるを得ないことが多く、さらには平等Equalityの名の下にコンセク床ドンでTauntは滅び去る。

つまり、どういうことかといえば、勝てないのだ。

ざんねん!みらろっく の たびは ここでおわってしまった!

挙句Kolentoがパラディン使ってるらしいしさらに増えたら無理です。

まぁアグロパラディンは絶望ではない気がするし、ちゃんとパラディンを事前に潰せてればトーナメントで使って相手の読みをぶっ外すこととかできそうだから面白くはありそう。

単純にミニオンが多い分、ハンドロックと違ってシャーマンに割と有利つくのがよい。